今年の小笠原遠征は、メンバーの都合から1航海と短かった。

関東支部長から小笠原の帰りに伊豆方面でもどうですか?と

有り難いお誘いがあり、竹芝から22時30分出航のサルビア丸に乗船

とんぼ返りで、一人11時間弱の船旅で八丈島、底土港に到着した。

母島はボウズだった私、何とか八丈で・・・・





支部長手配の神港釣具が車で迎えに来てくれ、ペンション拓で休憩。

話によれば、昨日は台風並みの大風だったそうだ。

風はかなり収まったが、地磯に出れるか微妙だと言う。





11時過ぎに予定通り、大阪からT氏が空路到着。

昨日は4往復全便欠航だったそうだ、運がいい。

今年、T氏は小笠原遠征に参加出来ず、

私が無理やり誘って八丈に来てもらった。





昼食を食べた後、地図を頼りに地磯を下見し神港釣具で餌を購入した。

サシ餌にでかいムロアジとサバ、撒餌はイワシだ。

背負子を借りて、二人共初めての八丈での巨魚釣に出発した。





初日は関東支部長推薦の「クニノミチ」へ

八丈島の北に位置しており、本土に向かって磯が斜めに海に入っている為、

この名前が付いたと聞いた。風は南西、何とかやれそうだ。


しんどかったー。下りでこれだと帰りが思いやられる。

T氏は間違って左側の磯に行くし・・・

ここ5年程与那国島から遠ざかり地磯を歩くのは久しぶりだ。





今年のジャンケンは私が勝って沖側に竿を出した。

ラッキー初めて勝ったような気がする。

イワシを砕いて撒餌をすると、まだ凍っており海に浮いて流れていく、

魚より先にウミネコが50羽程集まり賑やかなこと。

作戦変更!撒くのをやめて、溶けるのを待つ。

T氏は、サビキで生餌を狙うが情報に反して何も釣れない。

アタリが無いまま夜になり、キントキのような魚が釣れた。

二人共餌を替えて、朝まで寝ることにしたが寒くて寝むれない。

ブルーシートに包まって熟睡していたら、

2時過ぎにジャージャージャーとこの頃聴き慣れない音がする。

飛び起きて、私の竿を見ると沖に向かって曲がっている。

寝ぼけ眼でリールを巻くが、間違いなくエイだ。

ラインを切ってブルーシートにもぐり込んだ。

朝になりアタリが無いまま道具を置きっぱなしで宿に帰った。




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