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初日はM氏、U氏と3人でローソク岩に上がりました。
めったに渡礁できないところだそうです。魚影は非常に濃いものがありました。
図はいいかげんな記憶で描きましたので、実際とはちょっと異なります。
赤の矢印が私が投げた所。黄色はM氏とU氏が竿をすえた所です。
水色のところは海中でテラス状に突き出た所で、今回これに泣きました。
例えてみれば、クワガタ虫が糸を切るため口を開けて待っているようなものです。
スピニングリールのベイルアームを開放して糸をふかし、
何度か瀬ズレをかわしましたが・・・そう毎回うまくはいきません。
夕方に渡礁して、まず10〜15キロくらいのロウニンアジが出ました。
簡単に磯際まで寄って来ましたが、まだヒラをうっておらず余力を残していると思い、
捕り込んでもらおうと大声でM氏を呼びましたがぜんぜん聞こえなかったようです。
連れのロウニンアジがぴったり横にくっついて左右にゆっくり動いていましたが、
連れの魚のシルエットが細長くなったのに気づきました。 サメに入れ替わりました。
2匹がテラスに見えなくなったとき、そこで初めて魚がダッシュしました。
瀬ズレでラインブレイク。 最後の力をふりしぼってサメから逃れようと・・・。
今度はキハダの20キロぐらいのを掛けました。
これも簡単に磯際まで寄ってきました。 やはりテラスに擦れて捕れず。
その後数投ごとに魚が出て(!)同じような繰り返し。
横でU氏がニコニコしながら見物です。 翌朝も同上。 初日で主力ルアーのほとんど消耗してしまいました。
・・・場所の形が悪すぎる。
底物組撤収の手伝いで、アンカーを横から叩いて抜いていたとき
(巨魚研ですから)気付いたのですが、岩は破片とならず、砂状に崩れていくものでした。
この岩質のもろさゆえ波に侵食され、テラスを形成しているのだと思います。
あと、掛けた魚が(10〜30キロクラス)が糸もほとんど出さず、
簡単に寄ってくるのが不思議でした。 他の地方では考えられない。
朝の船でもっと捕りやすいところに瀬替りをしようかとも考えましたが、
ルアーが残り少ないため後日のためにその日の釣りを止めました。 なんという贅沢な悩みでしょうか!
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