2009年 トカラ遠征 |
作 うつぼ伍長 |
5月18日(月)から23日(土)まで4泊6日のトカラ列島小宝島行ってきました。長期遠征のため参加者が思うように集まらずメンバーはF氏1名と私(うつぼ伍長)の計2名。内容的に厳しい釣行でしたが、その模様をお伝え致します。 |
幾つか食べたさつま揚げの中で個人的なオススメは「ネギ揚げ」。さつま揚げの濃厚な旨みとネギの風味が相性抜群、値段もお手頃で非常にGOOD。17時にF氏と合流しバスで南埠頭のフェリー乗り場へ。フェリー乗船後はF氏に夜のGT(ロウニンアジ)釣りに向いたルアー、ルアーアクション、釣れるタイミングやポイント、FGノットの簡単なやり方、、危険回避についてなど一通りの大物レクチャーをおこない、明日に期待を膨らませて早めの就寝としました。(興奮してなかなか寝付けませんでしたが・・・) |
私はライトタックルでアオリイカや小物を狙い、F氏は小物大物両方狙ってルアーを投げましたがチビアオリ以外は釣果は無し。トカラといえど昼間はさほど釣れないのは知っていたので落ち込む事もなく、一旦宿に戻り夜釣りの準備をして再出撃。しかし期待していたトビウオはチョロチョロ入ってくる程度でトカラ名物トビウオ掬いも不漁でした。 |
トビ掬いの人の厚意で貴重なトビウオをいただき、泳がせ釣りをするもののアタリすらない始末。そこでF氏と先端に向かいルアーをキャストしました。(F氏はGT初挑戦という事でこのとき私はロッドを置き、ヘルプに専念)するとF氏のポッパーに2連続で「ドガーン!!」という強烈なアタックが!!しかし残念ながらフッキングには至りませんでした。原因は恐らくルアーアクションが早すぎたため・・・夜GTではルアーをスローに動かすのが鉄則で事前に伝えておいたのですが、一般的なGT釣りのイメージでは激しく早くルアーを動かすものなので初心者の方はミスバイトを多発させやすいのです。水しぶきの大きさから見てなかなかのサイズと思われましたが、この後は残念ながらGTのアタックもなくこの日の釣りは終了。 |
これらを考慮すればリーフからでも結果が出そうだなとは思いました。足元はさほど滑らなかったのでグリップの良い運動靴でも何とかなる感じでしたが、一部には滑るところもあったのでフェルトスパイクのシューズなどで行けば万全だろうと思います。余談ですが晴天のリーフを釣歩き、途中で海を見ながら食べたお弁当は最高の味でした。これは船や堤防からの釣りでは味わえない磯釣りならでわの魅力です。 |
さらに前線通過の影響で激しい雨が降り昼間にリーフを歩いた疲れもあって精神的にも肉体的にも厳しい状況でした。時計で潮周りを確認したところ、潮は下げ止まり前だったので決断をしました。「もうすぐ下げ止まりです。おそらくトビウオは潮が上げ始める1時30分頃から入るはず。それまでは一旦宿で休憩して気力を充填しましょう」そう伝えて宿に戻り濡れて消耗した体を休めて2時間後に再出撃、運良くその頃には小雨に落ち着いていました。 |
どうもヒラアジ類はトビ掬いのライトと暗がりの境目に集まっているようで、今がチャンスとばかりに私もルアーを投げますが5〜6kgのギンガメアジとカスミアジがヒットするだけでGTのヒットには至らず4時頃にはトビウオも去りこの日の釣りは終了しました。 |
5月22日(金) |
しかし小さいながらもヒットがあったという事で、一時竿を置いていたF氏が奮起し一生懸命ルアーを投げていると「きたぁぁぁぁ!!」という大きな声が。駆け寄るとなかなか大きな竿の曲がり。海面を照らすと10kgあるかないかのGTのようですが、ギャフを掛けて引き上げると肉厚でGTと見紛う体型をした立派なカスミアジ。カスミアジは同じサイズならGTよりもずっと引きが強い魚で、強烈な引きにも納得。その後トビ掬いの人の近くを20kgサイズのGTが通ったりもありましたが、ヒットには至らず納竿としました。 |
5月23日(土) |