SHIGESHI TANAKA'S ROOPを利用したワインドオンシステム
ワインドオンシステムというのは、文字通りハリス(リーダー)をリールに巻き込めるようにする方法です。一般的には道糸(ライン)とハリス(リーダー)の間にはサルカンが介在する事が多いのでそのサルカンがトップガイドを通過できずに引っ掛かってしまいます。
接続であって結びではないので糸の強度が100%出ます。 とても利用&応用価値の高い物と思われますので紹介させていただきます。
まずはSHIGESHI TANAKA'S ROOPを作ります。
これはオーストラリアで購入した『GUIDE TO RIGGING BRAID, DACRON LINES』というFrank Amato Publications, Inc.の本に掲載され、現在ほとんどのBIG GAME FISHERMANが使っている方法です。
ここではダイニーマ ノット?を使いますが、ザイロンでしたらもっと強力なものになると思います。しかしながら、ダイニーマ ノット?でここから切れたことがないことと、経済性の面で僕は未だにダイニーマ ノット?を使っています。
1.ダイニーマ ノット?を約1mで切断し、中に入っている芯を抜きます。その端から約3〜4?のところのセンターにたっ ぴ返しを差し込みます。(写真1)
写真1
2.ダイニーマ ノット?を折り返して、たっぴ返しでつかんで引き抜きます。(写真2 写真3)
写真2
写真3
3.引き抜いた方の糸にまたたっぴ返しを通し、引き抜かれた糸をつかんで引き抜きます。この大きさがループの大きさに なります。(写真4 写真5)
写真4
写真 5
4.再び引き抜いた方の糸にたっぴ返しを通し、引き抜かれた糸を引き抜きます。(写真6)
それを5回くらい繰り返します。注意しなくてはいけないのは最後は必ず長いほうの糸を通したところで最終とすること です。(写真7:5回通しました。)
写真6
写真7
5.あまり糸の処理をします。長い方の糸の余り糸よりチョッと長いくらいの位置からたっぴ返しを通して余り糸を引き抜いて中に入れてしまいます。(写真8〜11)
写真8
写真9
写真10
写真11
これでSHIGESHI TANAKA'S ROOPの出来上がりです。
次にループでない側からダイニーマ ノット?に糸を通します。(写真12、13)今回は200号の糸を想定していますので、ダイニーマ ノット?は50号を使っています。写真14は総て通し終わったところ。
写真12
写真13
写真14