環付き鈎を結ぶ


  大物釣りの漁師さんから教えていただいた結び方です。とても強くて解けづらく、姿勢が良いのが特徴です。アイ(環)の中に2本の糸が通ればこの結びができます。
  最初に軸を1回巻いてアイの中を通し、鈎の内側(フトコロ側)で糸を巻く形で糸を返し、ふたたびアイを通し、最初軸に巻いた糸よりもアイ側に3回巻き、最初に軸に巻いた糸の輪の中を通して引けば出来上がりです。最後に引くときは濡らしてゆっくりと締めこんで下さい。
            

下に仕上がりの参考写真を掲載します。

                            
               GAMAKATSU大型ムツ70号に200号

                            
               GAMAKATSUクエ(モロコ)45号に80号

                            
               MUSTAD Tainawa Hooksに40号

 ナイロンハリスを使う場合はなるべくネムリ鈎が良いです。鈎が閂に掛かることが多いから糸が歯に触れません。よってアワセもゆっくりと。ビックリアワセではすっぽ抜けが多いです。
   尚、写真の鈎先が黒いのは研いだあとの防錆です。研いだあとはマジックを塗っておくだけで結構防錆効果があります。釣果には問題ないと思います。